辛い物や暑い物を食べると汗が出てきて止まりません。
辛い物や熱い物を食べると汗が出てきて止まりません。
においだけでもその症状がでます。
また、緊張すると人一倍に汗をかき悩んでいます。
特に顔に汗をかきます。
どうしたらいいのでしょうか。
精神性発汗
味覚性発汗は、辛いものを食べた時などだれでしも経験するものです。
しかし、ときにはチョコレートやチーズなどでも起こることもあり、人によっては他の特定の食べ物でも発汗することがあります。
この程度なら問題がないのですが、まれにどのようなものを食べても常に顔とくに額や鼻などに異常に汗をかいてしまうこともあります。
このような食事による異常な汗の原因は大きく二つあるようです。
ひとつは、通常の「味覚性発汗」に「精神性発汗」が上乗せされた場合です。
つまり、過去に食事をした時、顔に大量の汗をかき、困った思いや恥ずかしい思いなどをしてから、意識が異常に食事と汗との関係に向かい、食事をするたびにまた汗をかくのではないかという「予期不安」が潜在意識に植え付けられることが原因の場合です。
このケースでは、根本的な治療にはなりませんがまず「精神性発汗」の治療に準ずる精神療法等をまず試みることをお薦めします。
医学博士。体臭・多汗研究所設立。患者の心のケアを基本にしながら外科的手法を組み合わせる。「診療外科」を新しい医学分野として提唱。体臭・多汗治療の現場で実践。日本心療外科研究会代表。『汗をかけない人間は爬虫類化する』(祥伝社)他、著書多数。

